個展<第二章>への道〜 vol.6・・「二足のわらじ」

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海辺の小さなギャラリーカフェをやってみたい。
そんな事を思っていたのは事実なんだけど・・。

Daisy's cafeオーナー・ジャスミンの無茶ぶりから
僕は、まさにそんな「海辺の小さなギャラリーカフェ」のお手伝いをする事になった。


2007年4月、広尾のEMON PHOTO GALLERYで
丸3年間休まず描き続けた1,096枚のスケッチを一堂に展示する個展を開くことになっていた。
七里に住み着いてからの5年間を凝縮した、ある意味一区切りの展示だった。


その準備期間の大事な時期にカフェの仕事のオファーを受けた。
なんの経験も無く、しかもかなりの時間を拘束される。
もちろん絵を描く時間も激減する。
でも、デイジーは一度展示をやらせてもらってから、僕の大好きな場所になっていた。
もし、僕が引き受けないと、夜の営業は閉めるしかないと言われ、
僕は腹を括った。


展示会は上手くいった。そして展示期間を終えた5月・・・。
僕はDaisiy's cafeを引き受けた。
昼間はうちで絵を描いて、夜はカウンターに立った。
絵を描く時間は相当に減ったが、自分なりに納得をしていた。

店では地元アーティストの展示をやっていて、僕もいろんな人の展示のお手伝いをした。
素敵な出会いがたくさんあったし、楽しい時間をすごしていたが・・・。

一年半を過ぎた頃、展示会をするアーティストにコーヒーを出している自分に
違和感を覚える自分を隠せなくなった。

そんな思いが悶々と渦巻いていた頃に「秋野不矩」の展示を見た。
美術館を埋め尽くした壮大なインドの絵。インドの絵。インドの絵。・・・・。
圧倒された。と、同時に、猛烈に焦る自分が爆発した。


僕はジャスミンに「絵描きに戻りたい。」と伝えた。


そして、数ヶ月後、僕はただの絵描きに戻った。
ちょっとスローダウンしていた「絵描き」のネジを捲き直す事にした。
それをきっかけに、今まで描いてきた「スケッチ」から
一歩先に進むべきだと思った。



・・・・・・・Vol.7~「第二章」に続く。






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風がない七里では、普段は見かけないウインドサーフィンを見た。
ゆったりと浮ぶセイルは、のんびりした午後によく似合う。





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●七里ガ浜のスケッチを全掲載→亀山和明・ギャラリーサイト

●以前のブログもご覧ください。
七里ガ浜の絵描きblog/vol.1

●浜のゴミ拾い日記もよかったら・・。
七里ガ浜のビーチクリーン日記vol.1
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by tortoiseroom | 2009-06-26 01:14 | 絵描きの言葉 | Comments(0)

画家・亀山和明・鎌倉七里ガ浜を描いています。


by tortoiseroom
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