絵描き仲間の、八咲潮君はかなり暑苦しい男である。
とにかく語りが熱い。目線が鋭い。
いまは食べたくないのに、甘いものをやたらに勧める。
その突進力はまさに「うし」である。

その彼が心血を注ぎ、その「熱い」情熱を傾けているのが
湘南でおこなわれる9月のアートイベント「沿線10（展）」。

第1回〜2回と僕も参加させていただいたこのイベントも
もう数えるところ4回目である。

もともと、電車の中吊りに湘南の10人のアーティストを紹介するだけだった
この企画を、地元を巻き込んだアートイベントに作り上げたのは
潮君の、暑苦しいまでの情熱だった。

予算が1円もつかない、広告閑散期の穴埋め企画だったアイディアを
自らが時間と労力と身銭を切ってまで構築した潮君の
努力は真似なんかできるものじゃないと思う。

かくして4回目を迎えた今回は、アーティストの応募も50人を超えたと聞いた。
中には沿線展に参加したくて、湘南に引っ越した人もいたそうだ。
そんな「目指されるイベント」になった「沿線展」の最初のメンバーだった事は
とても光栄だと思う。


だから、今年も、いや来年もその次も成功してほしいと思う。


「暑苦しい」ことは、とかく煙たがられ
時には冷ややかな視線さえ浴びる事がある。

「あいつ、何張りきってんの・・」

時にそんな声はせっかくの芽を踏みつぶしてしまうことがある。
背中から刺されるような思いもあるかも知れない。

でも、負けるなうっしー。

そして参加するアーティストの皆さん。
アートを応援してくれている皆さん。
みんなで、「沿線10」を盛り上げてやってください。



今日は「沿線10・サイトウナオコ展」を見にいった。
サイトウさんのさりげない素描はいつみてもドキッとさせられます。
必見です。

長谷の路地裏にある「かうひいや三番地」で開催してます。







今日の七里も台風うねりでかなり「暑苦しい」状態に・・（笑）






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七里ガ浜・絵描きのゴミ拾い日記
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