被災地へ。vol.6

今日の一枚。
被災地での一枚。


何を描いていいのだろう。何を描くべきなんだろう。

わからなかった。
思いつかなかった。

再び訪れた海沿いの被災地。
あまりに壮絶で生々しい現場を通過しながら、
これが描けるか?と自問自答を繰り返すけれど
やっぱりそれは無理だった。

「ジャスミン、出よう。こんなの描けない。」

言葉を絞り出して,6号線に出てもらった。

インターを目指しながら少し走った時に
何にも無い大地に咲く桜の木が見えた。


車を止めてもらい、すぐにその木の所に行った。




f0044404_1357949.jpg





押し流された大地に,それでも花を咲かせている桜は力強かった。
満開の花には「生命」が,輝いていた。

どんなときでも,新しく生まれる命があって
命がある限り,生きようとする力がある。

素晴らしい。この桜を描くと決めた。


そして、夢中で描いた。


途中雨がぱらつきはじめると、龍麿さんが傘をさしかけてくれた。


一枚の絵が描けた。
荒っぽくて,桜の絵としては何だかいまいちだけど
僕の中で一生忘れない絵になったと思う。


桜。


日本の心の花。




f0044404_1414473.jpg




Vol.7につづく

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by tortoiseroom | 2011-04-20 13:23 | 絵描きの言葉 | Comments(0)

画家・亀山和明・鎌倉七里ガ浜を描いています。


by tortoiseroom
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