あのときの記憶。2日目



4年前の大災害のあと。
僕は何を感じていたのか、振り返っています。

2011年3月12日(大地震の翌日)

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「今は小心者でいよう。」

留まるのは危ないので、
道具は持たずに浜を見に行った。
いつもなら、のどかでいい光景だけど、
この波の引きかたが普通じゃない事を、
この親子は分かっていない。
彼らがすぐに立ち去ったのを見届けて、
僕も足早に浜を離れた。

まだ安心するのは早いよ。

みんな、気をつけて。






2011年3月13日(大地震の翌々日)

「穏やかな海で」

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テレビからは繰り返し、悲壮な状況が流れている。
七里は何事も無く静まり返っている。

今まさに肉親を失い、泣き叫んでいる人がいる。
七里には暖かい浜でデートしている若者がいる。

押し流されて瓦礫になった町で、それでも頑張っている人がいる。
七里の沖にゆったりクルーズするヨットが見える。

誰も悪くないはずだけどぬぐい去れない違和感は残り続ける。




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あまりの惨状にこの時期はまだ
みんながどうしたら
良いのか分らない時期だったように思う。

何をしたら良いのか
何が出来るのか
日本中の誰もが心を痛めた日だったはず。

でもこの時抱いた
「ぬぐい去れない違和感」は
今も僕の心から消えてはいない。


そんな事を思いつつ
今日は朝陽を描いた。




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by tortoiseroom | 2015-03-11 18:52 | 絵描きの言葉

画家・亀山和明・鎌倉七里ガ浜を描いています。


by tortoiseroom
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